タバコは身体はもちろん肌にも非常に悪いもの

喫煙によって体内に吸収されるニコチンには、交感神経を刺激して血圧を上げ血管を収縮させる作用があります。血管が狭くなれば当然血流が悪くなるので、本来体の隅々まで血液によって運ばれるはずの栄養があまり行き届かなくなることになります。栄養不足の影響は肌にも出てきます。肌でも新しい細胞が作られづらくなって、古い細胞が残りメラニン色素も溜まったままになるのでシミができてしまうのです。さらにニコチンは体内のビタミンCも破壊してしまいます。

ビタミンCにはメラニンを抑制する効果があるのです。タバコ1本につき、約25~100mgのビタミンCが破壊されると言われています。成人のビタミンCの1日の必要摂取量が約100mgなのでその影響の大きさは甚大です。ビタミンC不足により、いっそうシミができやすくなってしまいます。このようにニコチンがシミをできやすくしてしまうことは明らかなので、喫煙とシミの関係は大いにあるということが言えます。

喫煙はシミだけでなく体に様々な悪影響をもたらします。タバコの煙には4,000種類の化学物質が含まれていて、その中には200種類以上の有害物質が含まれています。有害物質の中でも特に危険性の高い発がん性物質は50種類以上含まれています。それらによって肺がんはもちろんのこと、食道がん、胃がん、子宮頸がんなど様々ながんを引き起こしてしまいます。

がんの様に喫煙が直接ひき起こす病気だけでなく、脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化、高血圧、糖尿病、メタボリックシンドローム、胃潰瘍、COPD、肺炎、喘息、うつ病、バセドウ病、骨粗鬆症、EDなど、全身の病気のリスクを高めてしまいます。妊娠、出産へも悪影響があり、乳幼児突然死症候群の発症にも関わってくるので自分だけでなく、大切な子どもにも重大な結果をもたらします。ニコチンは依存性の強い物質なので、喫煙をやめようとしてもニコチン依存症によって、喫煙をやめるのは非常に困難なものになっています。

喫煙はニコチン依存症によりやめるのが大変困難なものですが、病院での治療によって禁煙を目指す禁煙外来というものがあります。禁煙外来は、喫煙をやめたい人向けに作られた専門外来の科目であり、条件付きではあるものの健康保険の適用が認められています。その内容は精神面での禁煙支援、ニコチンガム、ニコチンパッチを使用して行うニコチン置換療法、非ニコチン製剤を使用して行う治療法が主なものになっています。

禁煙外来は、総合病院だけでなく、内科や循環器科、婦人科、外科、心療内科、耳鼻咽喉科など、様々な所で行われていて、医師が喫煙歴をきちんと把握して治療の経過を見守ってくれるので効果が高いです。禁煙中にどうしても喫煙したいという離脱症状が起こっても、医師が相談に乗り対応してくれることで成功する確率が上がります。禁煙しようと思い立ったら、まず禁煙外来に行って医師に相談してみることをお勧めします。医師や薬を上手に使って確実な禁煙を実現させましょう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *